仙台市内の公共施設にある調理実習室をお借りして、MORIUMIUSスタッフとともに食育プログラムを実施しました。

豊かな森と海に恵まれ、自然風景と伝統が色濃く残る宮城県石巻市雄勝町。
東日本大震災によって町の8割が壊滅してしまいましたが、地域復興のため高台に残る築93年の廃校を、こどもたちの好奇心と探究心を刺激する複合体験施設として生まれ変わらせたのが「MORIUMIUS」です。

キッズドアでは、過去にも何度か合宿イベントとしてMORIUMIUSを訪問し、参加した子どもたちは自然と向き合って多くのことを学ぶことができました。
残念ながら2020年度は、新型コロナウィルス感染拡大により合宿イベントは中止となりましたが、2021年夏、オンラインで参加できるプログラムを企画し何とか実施することができました!

当日は、Zoomを使ってMORIUMIUSスタッフの方々から、雄勝町の自然や生物について教えていただきながら、銀鮭のムニエルを作りました。

雄勝の漁師さんが養殖した銀鮭(半身)を、「見る」「聞く」「嗅ぐ」「味わう」など五感をフルに使いながら、自分で「皮引き」して切り身にし、フライパンにバターをひきムニエルに調理しました。

銀鮭について初めて知ったこと、驚いたこと BEST3
1位:実は、白身魚(カニなどを食べるのでオレンジ色になる)
2位:出荷するとき、漁師さん5~6人で3000匹を釣る
3位:ペットボトル3本分位の大きさに成長する

身の色は餌に関係していると聞いて「フラミンゴみたいだなぁ」と言う声が聞かれました。
また、参加前にサーモン(鮭)はあまり好きじゃないと言っていた子も、初めて作ったムニエルはすごく美味しかった!と言ってくれました。

他にも、魚についてもっと知りたい、皮引きを上手になりたい、家でも自分でやってみたいといった感想が多く、このプログラムが生き物や料理に興味を持つきっかけになったと実感しました。

普段、ほとんど料理の経験がない子どもが多く、サポートするスタッフはヘトヘトになりましたが、子どもたちの楽しそうな様子や、たくさん学習したことが感想から読み取ることができて良かったです。

コロナ渦で体験の機会が激減している今、子どもの健全育成に不安を感じます。
現在、宮城県も再び緊急事態宣言が出されていますが、試行錯誤、工夫をしながら、できる限り体験の機会を減らさない取り組みを続けて行きたいと思います。